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武道用品の手入れについて

正しいお手入れによって、長くお使い頂けます!

品質の高い武道用品は、使えば使うほどどんどん馴染んでいい風合いがでてくるものです。 日頃から入念に手入れをすることで長くお使い頂くことが可能です。 このページでは、実際に商品を作っている職人や当店スタッフからのアドバイスなど、各アイテムごとの手入れ方法をまとめています。

道衣

日本製木綿は質が高く、強度があり、収縮がほとんどありません。
パキスタン製や中国製などの海外製の刺子生地の収縮率は平均10~15%のところ、日本製は2~6%です。 当店で使用している木綿生地はわずか2~3%ほどしか縮みません(水洗いの場合)。

三年ほど使用した当店の道衣

  • 液温温度30 ° C 以下 でお洗濯下さい。
  • 塩素系漂白剤の使用は生地(繊維)を傷めます。絶対に使用しないで下さい。また、洗剤の使用量にお気をつけ下さい。多量の洗剤で洗濯した場合、洗剤のすすぎ残しが道着に付着することがあります。漂白剤の入っていない中性の液体洗剤がお勧めです。
  • 道衣と色物衣料との洗濯はお避け下さい。(色帯を一緒にした洗濯の場合も含む。)
  • 道衣を湿った状態のまま放置したり、洗剤の使い過ぎによるすすぎ残しによる洗剤の付着は、カビの原因となります。
  • タンブラー乾燥、および家庭での乾燥機はお避け下さい。 生地を傷める原因となります。
  • 天日干しを避け、陰干しでお願いします。

通常の洗濯だけでは落ちない汚れがある場合には、まずは「酸素系漂白剤」を少量だけご使用下さい。それでも落ちないという場合に、液温温度を少しあげて洗濯をするようにして下さい。 洗剤の使いすぎや乾燥機による乾燥は生地を傷めてしまいますので、稽古後は、毎回、水洗いで軽く洗濯することをお勧めします。

当店のスタッフは、稽古後、毎回、少量の洗剤を少し使った洗濯(水洗い・手洗いコース)で、部屋干しで乾かしています。週2~3回のペースで稽古していますが、だいたい3年位、同じ星道ブランドの道衣を着用しています。

~注意~
※ 洗剤の使いすぎによるすすぎ残しは、カビの原因となり、一度、カビが生えてしまうと落とすことは できません。十分にお気をつけ下さい。
※ 生地への一番のダメージは、洗濯のタンブラー乾燥と乾燥機によるものです。絶対に使用しないで下さい。
※ 道着を数週間使用しない場合、日の当たらない場所に保管下さい。

【合成繊維(テトロン・ポリエステル)袴・木綿(黒・紺)袴について】

合成繊維の袴は、収縮や色落ちがなく、袴のプリーツもとれにくいので比較的扱いやすい袴です。
一方、木綿袴は藍染袴同様、非常に丈夫で重厚な反面、藍染のような色落ちはございませんが、木綿生地の特質上、袴のプリーツがとれやすく、皺になりやすいです。
袴の取扱いがあるクリーニング店がお近くにあれば、定期的にクリーニングに出したほうが袴の美しさを持続でき、綺麗に仕上がります。 (ただし、剣道袴などとは違い、合気道袴の腰板は「ゴム製」でので、クリーニング店に出す際にはその旨を伝えるようにして下さい。)


三年ほど使用した星道袴

  • 液温温度30°C以下での手洗いでお願いします。
  • 基本は水洗いですが、気になる場合は漂白剤の入っていない中性の液体洗剤をごく少量ご使用下さい。
  • 通常、色落ちはありませんが、色物衣料との洗濯は念のためお避け下さい。
  • 洗剤を使用した場合には、すすぎ残しには十分にご注意下さい。カビや変色の原因となります。
  • タンブラー乾燥、および家庭での乾燥機はお避け下さい。 生地を傷める原因となります。
  • 天日干しは変色の原因となります。 日に当たらない陰干しでお願いします。 また、干す際には、ウエスト部分を前後に開き、集合型の洗濯バサミで挟んで干します。 プリーツがとれないように、裾を洗濯バサミで挟んで伸ばして干すとより綺麗になります。 (その際、裾に跡が付かないように当て布の上から挟んで下さい。)
  • 塩素系漂白剤の使用は生地(繊維)を傷めます。絶対に使用しないで下さい

袴の手入れは意外と簡単です。
① 水をはったシンク(または浴槽)に袴がかぶるくらいまで水をはります。
② 袴のプリーツの裾を洗濯バサミで止め、袴をシンク(または浴槽)に入れ、15分ごとに泳がせるように手で洗います。
③ 1時間これを繰り返すと汚れがとれていきます。
④ 最後は、一旦水を流し、きれいな水ですすぐ作業を2回ほど繰り返します
シンク(または浴槽)から袴を取り出して、洗濯バサミを取らずに袴を開き、ハンガーに掛け、陰干しするか、風通しの良い室内で干します。 (その際、裾に洗濯バサミの跡が付かないように当て布の上から挟み直して下さい。)
合成繊維袴は通常、12時間ほどで乾き、木綿袴は1日ぐらいで乾きます。

※ 初めて使用する前に洗う必要はありませんが、肌の弱い方や気になる方は軽く水洗いしてから使用されることをお勧めします。

【藍染製品について】

藍は、汗の酸化に強く、布地を丈夫にして長持ちさせる効果があります。 また、ムシを寄せ付けない効果や、抗菌性を持ち合わせており、藍染は昔から武道袴に使用されてきましたが、色落ちする特質上、合成繊維の袴と比べて手入れは難しく、また、藍染製品の取扱いがないクリーニング店も多く存在します。
基本、手洗いが基本となりますが、手洗いの際に色落ちしてシンクなどについた藍は、中性洗剤等で簡単に消えますのでご安心下さい。

  • 液温温度30°C以下での手洗いでお願いします。
  • 他の衣類と一緒に洗わないで下さい。色移りの原因となります。
  • タンブラー乾燥、および家庭での乾燥機は絶対にお避け下さい。 藍染生地を傷める原因となります。
  • 天日干しは変色の原因となります。日に当たらない陰干しでお願いします。また、藍染袴から落ちる水滴にもご注意下さい。絨毯などシミの原因となります。
  • 塩素系漂白剤の使用は生地(繊維)を傷めます。 絶対に使用しないで下さい

~藍染製品を初めて使用する前に~
初めて着用される前には、色を落ち着かせることを推奨します。
初めて使用する前に、容器一杯のぬるま湯に対して大さじ一、二杯程度のお酢を入れた水の中に藍染袴を一晩つけ、軽く洗って裏返して陰干しします。 (その際に、プリーツの内側にも酢水がいきわたるように気をつけて下さい。 色ムラの原因になります。)
色落ちが落ち着くまでこれを数回繰り返しますと、その後の色落ちが少なくなります。

~藍染袴の手入れ・洗い方~ 
藍染製品は、洗うほどに風合いが出てくるのが特徴です。 洗剤を使用すると、化学物質の含まれる洗剤は染料である藍を分解し、せっかくの風合いが損なわれてしまいますので、絶対に使用しないで下さい。
① 洗濯機は使用せず、浴槽や桶などにぬるま湯を張り、ヒダを整え畳んだ状態で押し洗いをしてください。
② ぬるま湯を張り替えながら2回ほど繰り返し、小一時間ほどぬるま湯につけておくと綺麗になります。
③ 最後に、手で布地を伸ばすように水気を切ります。
④ ヒダを整えた状態で、物干し竿やハンガーなどにかけて日の当たらないところに干していただくと綺麗に乾きます。 天日干しは変色の原因となります。
⑤ 袴は、乾いた後に布団などの下に形を整えてひき、寝押ししますと綺麗に型がつきます。

道衣と同様、数週間使用しない予定の場合、日の当たらない場所に保管下さい。

「帯は洗わない」という情報がネットなどでもたまに見かけますが、帯も洗います。
帯は、道着と同様の洗い方で問題ありませんが、洗濯後の収縮にはご注意下さい。 初めて洗う際には、水温等の洗濯環境によっては10cmほど縮むことがあります。 使用していくうちに伸びて、もとの長さに少しずつ近づいていきますのでご安心下さい。

  • 液温温度30°C以下でお洗濯下さい。
  • 塩素系漂白剤の使用は生地(繊維)を傷めます。絶対に使用しないで下さい。 また、洗剤の使用量にお気をつけ下さい。 多量の洗剤で洗濯した場合、洗剤のすすぎ残しが帯に付着することがあります。 漂白剤の入っていない中性の液体洗剤がお勧めです。
  • 色物衣料との洗濯はお避け下さい。
  • 色帯は色落ちしますので、お気をつけ下さい。

木製武器

ニス仕上げとニス無し(油磨き)仕上げで分けます。 ニス仕上げ武器の手入れはほんとどありませんが、油磨き仕上げのものは月々に手入れする必要があります。

木材は気温や湿度の変化に弱く、曲がりの原因となります。
武道具店でもたまに武器は縦向きでの保管しているのを見かけますが、横向きに寝かした状態で保管します。 また、直射日光を避け、冷暖房の直接の影響がなく、温度や湿度の変化があまりない水平な場所で保管して下さい。 (車のトランク、浴室の近く、窓際、地下室などは、気温と湿度が変わりやすいため、保管に適しません。)
また、木製武器は長ければ長いほど曲がりやすい性質になります。

【ニス仕上げ】

ニス仕上げの武器は油で磨く必要もなく、普段の手入れはほとんど必要ありませんが、数年立つと、ニスが剥がれてしまいます。 ニスが剥がれ始めたら、ニスを塗り直すか、サンドペーパーでニスを完全に剥離し油を塗ります。 (以下の油磨きの手入れについてをご確認ください)。
ニスを塗りなす場合は、DIYショップなどで購入できる無色のスプレ-タイプのニスをご利用下さい。

海外製の安価な木製武器は、質の悪い木材にニス塗りをしているものが非常に多く、ニスが剥がれてきた場合、割れやすく非常に危険です。 木製武器は必ず、良質な木材で作られている日本製のものをご使用頂くことをお勧めします。

【ニス無し(油磨き)仕上げ】

通常、お客様からのご注文後、ショップで数度、椿油で油磨きした状態でお客様へお届けしておりますので、商品が届きましたらすぐにご使用頂けます。
商品到着後、約1~2ヶ月間は特に手入れをする必要はございませんが、その後は、木材の状態を見ながら月に1度くらいのペースで油磨きをするようにして下さい。 油は椿油などの植物性油をご使用下さい。

油が衣類につくと油シミができ通常の洗濯では落ちにくいため、油磨きの際には十分お気をつけ下さい。
はじめに武器を新聞紙などの上に寝かせ、油を手に塗布し、布などは使わずに直接手で油を武器に塗り込みます。
その後、木材が1時間以内で油を完全に吸収して乾いてしまっている場合には、もう一度、油を塗り込み、油が乾かない状態になったら終了です。 数時間ほどよく乾かして保管場所へ戻して下さい。

木材は生きていますので、外気の環境によって色や重さが若干変わることがあります。 色味が濃くなるようなこともありますが、心配するほどではありません。

【安全確認について】

剣道をされている方は理解されている方が多い一方で、合気道や古武道をされている方で危険な使い方をしている方を多く見かけます。 木製武器のを間違った使用法で使用すると大変危険です。 使用の際には、必ず安全確認を必ず行うようにして下さい。。

武器稽古の使用前後に、毎回、安全確認を行います。

① 割れていないこと
② ひびが入っていないこと
③ 穴があいてないこと
を確認します。
もし、割れていたり、ひび入っていた場合には、処分し、新しいものに買い換えて下さい。

また、ささくれがある場合は、サンドペーパーできれいに仕上げ、ニスを塗り直しするか、油で磨かれると、打ち合いでも大変長くお使い頂けます。

商品出荷前、ショップで油磨きをします。



また、手入れについてご質問のある方はお気軽に「お問合せフォーム」よりご連絡下さい。
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